湾港でのタンカー荷役に活躍
現在では、マリン・ローディングアームはタンカーからの港湾荷役に不可欠な設備となり、各種流体の安全・確実・迅速な荷役現場で広く使われています。
使用流体
一般石油製品から各種化学製品にいたるまで様々な流体に使用できるようアーム材質、各種パッキン材質を取りそろえ、お客先からの様々な需要にお応えできるよう対応させていただいています。
口径・長さ
100A(4B)から300A(12B)まで使用流量に応じて選定いただけます。ローディングアームの長さについても設置される桟橋の高さ、潮位の変化、タンカーの大きさにより最適なローディングアームを選定します。
リンク式バランス機構
中、大型タンカーに採用されるローディングアームではバランス機構にパンタグラフリンクを採用した機種が多く使われています。パンタグラフリンクの採用によりバランス調整が容易になり、短時間での据付が可能です。据付後のバランス再調整も必要無く、メンテナンスも経済的になります。
ウェート両持ち型ローディングアーム
当社が提供する特徴的なローディングアームの一つに「ウェート両持ち型ローディングアーム」があります。全体バランスのウェートを左右に配置した構造により、ローディングアームの重心が常にスタンドポスト上ベースジョイントの回転中心にあります。そのため、格納時のアーム操作が桟橋上で軽く操作することができます。
さらに、自重による転倒モーメントがほとんど無く、基礎ボルトへの負担が少なくなります。
既設基礎ボルトを流用し、ローディングアーム更新工事の際に、基礎ボルトの強度への影響及び桟橋への荷重影響を少なく抑えることができます。
さらに、自重による転倒モーメントがほとんど無く、基礎ボルトへの負担が少なくなります。
既設基礎ボルトを流用し、ローディングアーム更新工事の際に、基礎ボルトの強度への影響及び桟橋への荷重影響を少なく抑えることができます。
自重による偏芯加重が無いため、荷重の負担が大きい根元ジョイント(ベースジョイント)でのボールレースに「片減り」の原因となる「方当たり」が無く、長期間の使用が可能になります。
特殊ローディングアーム
溶融硫黄(モルテン・サルファー)や、フェノール、無水フタル酸などの高温流体荷役にフルジャケット式ローディングアームまたは、トレースジャケット式ローディングアームを製造しています。
高圧ガス保安法が適用されるローディングアームでは、高圧ガス保安協会(KHK)の委託試験を受験した製品を納入します。
高圧ガス保安法が適用されるローディングアームでは、高圧ガス保安協会(KHK)の委託試験を受験した製品を納入します。
走行台車設置ローディングアーム
タンカーに接続するマリン・ローディングアームと陸側配管との接続に使われるジャンパーアームから構成されます。
スイングジョイント
ローディングアームは6個のスイングジョイントから構成されています。各スイングジョイントのボールレースは火炎焼き入れ(フレームハード)を行い高い硬度を確保し、精密機械加工仕上げにより適正なクリアランスを確保しています。そのため、回転がスムースで、耐摩耗性に優れ、永年の安定したローディングアーム荷役に使用することができます。
ジョイントパッキン
危険流体用ジョイント
ローディングアームの更新
永年の荷役作業に使われてきた多くのローディングアームの中には、腐食やジョイントの摩耗などの経年劣化により更新時期を迎えたものが多く見られるようになってきています。
当社では他社製ローディングアームの取り替えも含め、多くの更新のご要望に応え、実績を積み重ねてきました。お使いのローディングアームの配管取り合い寸法及び、基礎ボルトに合わせてローディングアームを製作し、交換します。
当社では他社製ローディングアームの取り替えも含め、多くの更新のご要望に応え、実績を積み重ねてきました。お使いのローディングアームの配管取り合い寸法及び、基礎ボルトに合わせてローディングアームを製作し、交換します。